病院事業管理者の挨拶



 令和2(2020)年7月1日付で、公立野辺地病院 病院事業管理者に就任した一戸和成(いちのへかずしげ)と申します。
 北部上北広域事務組合の管理者である野村秀雄野辺地町長から、病院の運営を任されることとなりました。その責任に身の引き締まる思いです。
 病院の経営改善はもとより、構成町村(野辺地町、横浜町、六ケ所村)の住民の皆さんの健康増進のため努めていきたいと考えています。
 まずは、病院の職員の意識を変えるところからスタートしています。
患者さんは、病院にとっての「お客様」であり、「お客様」に接する職員の表情や態度、そのひとつひとつがサービスであるとの意識を持つことが大事です。病気を抱えて不安になり、病院を受診してくださる患者さんにとって、野辺地病院に来てよかったと思ってもらえること、それが重要です。
 次に、野辺地病院への来院について、ハードルを下げることです。
 野辺地病院に求められているものは、都会の大きな病院とは違い、住民の皆さんにとって「使い勝手のいいもの」でなければなりません。ちょっとした心配の相談や、普段の健康管理、介護の必要なお年寄りが気軽に入院できる環境など、地域の住民の皆さんに身近な病院でなければならないと思っています。今後は、野辺地病院の「顔」として、「地域医療連携室」を充実し、なんでもご相談をいただける環境を作りたいと思っています。
 野辺地病院の経営に当たり、やるべきことはたくさんありますが、この2つをしっかり実践することで、住民の皆さんや患者さんから病院に対する信頼を得なければならないと考えています。信頼がなければその先はありません。そのうえで、病院という場所が職員にとっても働きやすい、明るい雰囲気の職場になれば、自ずとこれまでとは違う「いい方向」に向かうと確信しています。
 野辺地病院を利用していただく皆さんに、「野辺地病院が変わった」と実感していただけるよう努めて参りますので、皆さんのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。